【悲報】このままだと日本の優秀な人材は海外に逃げていきます【頭脳流出】

みなさん頭脳流出(Brain Drain)という言葉を聞いたことがありますか?

Brain Drain とは

優秀な人材の国外への流出。 大学を出て専門的な知識を得た人が、自分の国ではなく他の国で働くこと。

田舎から都会へ優秀な人材が流れていまうことをさすこともあります。

カンボジアでは25歳以上の

2.6% の初等教育(小学校)を受けた人 5.9% の中等教育(中高)を受けた人 18.3%の高等教育 (大学・専門学校)を受けた人

が海外で働いています。

優秀な人材ほど海外へ

いま、発展途上国から先進国へ優秀な人材が流れてしまうのが、問題視されています。

頭脳流出、何が問題?

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/07/drink_tapioka_tea_schoolboy.png" name=“タピ夫” type="l"]海外で働きたい人は働けばよくね? 個人の自由やん。[/voice]

たしかにそうですが、国としては優秀な人材がでていくのは結構いたいです。

公共サービスの低下

海外に流出している人材の多くを占めるのは医者看護師などの医療分野のプロフェッショナル。それから先生学者などの教育者。

優秀な医者が国外に行ってしまったら当然医療の質は下がってしまいます。

特にアフリカでは、医療従事者がアメリカやイギリスといった先進国へ移住することによって人手不足や医療知識の不足を引き起こしています。

また先生、学者の不足や質の低下は国の発展を妨げる大きな要因となりえます。

税金をふんだんにつぎこんだ人材

政府は将来国を担うことになりそうな優秀な人材には、めっちゃ投資します。(教育費や奨学金)その国の希望ですから。

この財源は全て国民が払った税金。

税金をつぎこんだ人材が国内で働いて国の発展に貢献してくれれば、政府も元を取れるのですが、移住してしまったら水の泡です。

国民の納税によるリターンも減ってしまいます。

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/06/40089718.2b41005ba0d1899a3f0bf130c1f85933.19060315-1-e1561226485604.jpg" name=“ユウガ” type="l"]プロ野球チームが選手を丹精込めて育成し、やっとベンチに上がれる!となった時に選手にメジャーデビューされてしまうようなものです。[/voice]

なんで海外に行くの? 

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/07/youngman_25.png" name=“A” type="l"]地元で働きたいけど、やっぱりお金が。。。 先進国で働いたら給料◯倍![/voice]

金銭的な面は結構でかいです。でももっと大切なものがあります。

環境>お金

お金ももちろん大事ですが、それよりも労働環境や住みやすさを重視する人の方が多いそうです。

  • 自分の能力を活かせる職場
  • 安全に暮らせる街
  • 自分にあったライフスタイル
  • より質の高い教育

などが環境的な要因としてあげられます。

ヨーロッパでの頭脳流出

EUに加盟している国は、条約によってEU圏内どこでも自由に働けます。

東ヨーロッパや中央ヨーロッパのエリートたちはより良い環境を求め西ヨーロッパへ移住。

結果人員不足、人口減少が起こっています。

ポーランド、若者の所得税を免除

EU加盟後、若者の頭脳流出が続いているポーランドでは、防止策として若者の所得税の免除を決定。

対象となるのは、26歳未満、年間所得240万円以下の若者。(ポーランドの平均所得は160万円程度)

首相はこれ以上の人材の流出を避けるために有効となるとしていますが、ポーランドの若者はあまり支持していないようです。

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/08/world_poland_mazowsze.png" name=“ポーランドの若者” type="l"]ポーランドから出た方が、未来への希望もあるし、安定もある。 お金はあくまでも決定要因の一つにすぎない![/voice]

日本からも頭脳流出?!

これまでは発展途上国→先進国の頭脳流出が主流で、日本も優秀な人材が流れ込んでくる側でしたが、これからは日本からの頭脳流出が始まります。

実はもう始まってる

日本からの頭脳流出は数年前からすでに始まっています。

グーグルによる東大生の引き抜き

グーグル社は毎年東京大学を訪ね、人工知能を研究する学生をリクルーティング。学生に提示された額はなんと1800万円。日本の新卒平均の6倍!

中国企業による引き抜き

ここ数年で急激な経済成長を遂げている中国。ついに日本のサラリーマンの給与水準を超えました。この逆転によって、中国企業にとって日本から優秀な人材を発掘する絶好のチャンスに。

通信機器メーカーHuawayの大学新卒初任給は40万円。日本の平均の2倍ほどです。

日本企業を選ばない優秀な学生たち

日本の優秀な学生たちは、実力での評価がされる外資系企業へ。

実際東大のトップ層はこれまでのように中央官庁で官僚として働くより、外資系の銀行やコンサルタントで働く方を好んでいます。

頭脳流出を食い止めろ!日本が行なっている対策とは?

このままでは日本も黙ってはいられません。優秀な人材の流出を止めるべく、政府や企業も防止策を打ち出しています。

高度プロフェッショナル制度

高度プロフェッショナル制度とは、高度の専門知識を持ち高年収の人を労働時間の規制から外す仕組み。割増賃金を支払われる代わりに、残業代が払われなくなり、労働時間の規制の対象外となる。

の移行により、日本の頭脳流出を止めると期待されています。

エリート新卒を年収1000万円で採用

くら寿司は幹部候補の新卒に対し年収1000万円を支払うと発表しました。海外展開の加速のための優秀な人材の確保への取り組みだそうです。

こちらも優秀な人材の海外流出の防止策になっています。実際に東大や早慶の優秀な学生170人から応募が来たそうです。



NECも同じような取り組みをしています。

まとめ

  • 頭脳流出(Brain Drain) :国から優秀な人材が出て行ってしまう。(環境、金銭的理由による)
  • これまでは発展途上国→先進国 今は先進国→先進国も
  • 日本でも頭脳流出は始まっている
  • 日本政府や企業は優秀な若者の流出を防ぐために、裁量労働実力主義へのシフト