日本の捕鯨が世界的に批判される3つ理由

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/06/40089718.2b41005ba0d1899a3f0bf130c1f85933.19060315-1-e1561226485604.jpg" name=“ユウガ” type="l"]鯨食べるのってそんな悪いこと? 獲りすぎなきゃいいんじゃない?[/voice]

2019年5月30日、日本は30年以上加入していた IWC (International Whaling Commission) を正式に脱退しました。これにより商用捕鯨が開始されました。

IWCとは

  • 鯨の保護や管理をするグローバル組織
  • 1946年に設立
  • 現在88カ国が加入している。

IWC公式ホームページより)

日本の脱退は世界各国のニュース大々的に取り上げられ、批判されています。

そんなに批判されること?

IWC脱退によって日本は国際的に非難されています。

今回は捕鯨に関して日本だけがこんなに批判されているのか まとめてみました。

結論からですが

  • 捕鯨の必要性
  • 環境、生態系への影響
  • クジラの知能の高さ

これらが日本が捕鯨によって非難されている理由だと考えます。それではそれぞれ深掘りしていきます。

日本の捕獲量は多い?

グーグルでwhaling (捕鯨と検索すると、7〜8割の記事が日本の捕鯨について。

捕鯨している国は日本の他にもたくさんあります。アイスランド、カナダ、ロシア、、、など

そんな中、日本の鯨捕獲量は飛び抜けて大きのではと予想しました。

日本の捕獲数は世界5位

Whales caught recently.png
By Numbersinstitute - Own work, CC BY-SA 4.0, Link

グラフによりと日本のクジラ捕獲数はカナダ、グリーンランドフェロー諸島ノルウェーに続いて5位です。

しかし商用捕鯨では2位となります。日本のクジラ捕獲量はIWCか入国の中ではトップクラスです。

商用鯨と先住民の食料としての鯨

グラフには “commercial whaling” (商用)“Aboriginal Whaling”(先住民の) とあります。

商用捕鯨

商品として売るための捕鯨。クジラ肉やクジラの油。

IWCでは禁止。日本は研究目的でのみ捕獲をしていると主張したが、研究後のクジラを販売するための捕鯨であるとして、実質商用捕鯨であると非難されていた。

先住民捕鯨

先住民の食料としてのクジラの捕獲。地産地消が基本。つまり自分たちで食べる分だけ狩る。

Aboriginal WhalingはIWCにも容認されている

この違いは鯨の捕獲がどれだけ生活に必要不可欠かということです。

日本では豚も牛も鳥も食べれて、鯨食べなくてもいきていけるよね?

対して先住民にとって鯨は貴重な栄養源だし、伝統に根付いてるからしょうがないよね?

ってことです

  • 先住民の捕鯨は商用捕鯨とは異なり、先住民の貴重な栄養源であり、さらには文化的生活において重要な役割を果たす。
  • 先住民の捕鯨は必要最低限のものであり、先住民捕鯨の規制は伝統的文化に多大な影響を及ぼす。
  • IWCは先住民による捕鯨を管理し、先住民の捕鯨を適切なレベルに保持する。

なんでノルウェーは非難されない?

ノルウェーは商用捕鯨1位

商用捕鯨では上の図の通り

1位 ノルウェー

2位 日本

でも、ノルウェー捕鯨についてのニュースはインターネット上に少ないです。

その理由としては

  • IWC未加入
  • 独自のルールでの捕鯨

が挙げられます。

ノルウェーはそもそもIWCに加入していないので、捕鯨問題に関する国際的な存在感が日本と比べて薄いです。

また、独自ルールで捕鯨しているのでノルウェーでの捕鯨の状況がブラックボックスしているというのも一つです。

日本での捕鯨の必要性

たしかに鯨肉は日本で長い間食べられてきて、伝統的な食文化の一つであることは事実です。

しかしながら、現在日本では鯨は栄養源として重要なものではなくなっています。

現在の食文化に強く根付いているかと言われても正直微妙です。僕もお正月くらいしか食べません。

環境、生態系への影響

一部の反捕鯨支持者はクジラは絶滅の危惧にあり保護の対象であると主張しています。

日本ではIWC脱退まで商用捕鯨は禁止されていましたが、調査捕鯨は行われていました。

クジラの調査捕鯨

クジラの生態や生息数などの調査を目的とした捕鯨

しかしこの調査捕鯨は世界各国から科学目的ではない」と批判されてきました。

調査捕鯨ではクジラのサイズや重さの測定、胃の中を調べたりします。中には個体数の少ないクジラも捕獲されました。

そのあとはのクジラは市場で販売されます。これが商用目的、つまり食べるために調査しているのではと批判されたのです。

実際にその件で日本政府はオーストラリア政府に訴えられ、調査の停止を求められたこともありました。

捕鯨による長期的な影響

クジラの個体数

クジラの商用捕鯨IWCによって20年以上禁止されてきましたが、個体数はほとんど回復していないというのが研究によって明らかになりました。

この研究によると、調査目的の捕鯨や環境的な変化によってクジラは常に絶滅の危機に晒されて、個体数の回復にはあと何十年もかかるそう。

クジラの増加はペンギンの個体数の減少の一因

一方ある研究ではクジラの個体数は保護によって増加していて、それが他の動物の個体数を減少させていると発表しています。

ペンギンのエサであるオキアミがクジラの増加により激減し、ペンギンは食べるものがなく個体数が減ってしまったそうです。

クジラは頭がいい

クジラ、イルカは最も賢い動物の一つであると言われています。

クジラは人に似ている?

ガーディアン紙によるとクジラは

  • 独自の文化を持つ
  • 仲間と協力
  • 方言を持つ

という点から人間近いと言われています。

またこちらの記事のよると、クジラは肉体的な痛みだけでなく精神的な苦悩も感じることができるとのことです。

こんなに知能の高く、複雑な行動が可能なクジラを捕獲するのはかわいそう、倫理的にダメだ

このような批判を日本は特に欧米諸国から受けています。

倫理的な問題

倫理的な問題は曖昧になりがちで、議論するのが難しいですが、ある研究機関ではそれらを数値化しようとする試みもあります。

倫理的観点の測定
  • クジラが捕鯨用の銛で仕留められてから、意識を失うまででどれくらいの時間がかかるのか
  • 銛で仕留められたあと生存しているクジラの割合 (長く苦しむことになる)
  • クジラは苦しみや恐怖を持つのか

などが測定方法として挙げられています。

個人的な意見

[voice icon="https://hikitaro.com/wp-content/uploads/2019/06/40089718.2b41005ba0d1899a3f0bf130c1f85933.19060315-1-e1561226485604.jpg" name=“ユウガ” type="l"]僕は商用捕鯨をやめるべきだと思います。

理由は日本がクジラをそこまで必要としているとは思えないからです。

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確かにクジラは日本の伝統的な食文化の一つですが、最近はクジラを食べる人も減っています。

もちろん商用捕鯨が禁止されていたというのが大きな原因ですが、わざわざ世界の反感を買ってまで、また定着させなくていいんじゃない?と思います。

日本の伝統を守るという観点では、調査捕鯨に限定して特別な時に食べるものにすればいいかと。

環境、生態系への影響について

捕鯨には環境的、生態学な問題もありますが、僕は

それを言ったらきりがない

と考えます。

現在魚の乱獲や、家畜が排出する温室効果ガスなど人間の食文化による環境問題は山ほどあります。そんな中クジラの捕鯨国だけが非難されるのは違うかと。

これは世界各国が協力してどうにかしないといけない問題です。

倫理的な問題も同様です。

まとめ

日本の捕鯨が世界的に批判される理由

  1. 日本にはクジラ以外にもたくさん食べるものがある
  2. 環境、生態系への影響
  3. クジラは賢い動物